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●北欧レポートNo.01『ロンドンを経由してヘルシンキへ』2002.10.04
 

はじめまして、私の名は「フランコ・フェニョール」、今回の北欧旅行案内人でございます。

御主人様と私は10月始め、イギリスを経由してフィンランド、スウェーデンを旅してまいりました。ここで私が感じたことを数回に分けてご紹介していきます 。どうぞ、私と旅する気分でご覧下さいませ。
 
(伊丹空港JASラウンジにて好きなお酒を前に)
 
 
 

さて、いよいよ旅の始まりでございます。今回はイギリス系のブリティッシュ・エアウェイズを利用。ロンドンまで13時間の長旅でございます。
 
 

最近はエコノミークラスでも個人用の液晶モニターがつき、映画数本、アニメ、コメディーショーなど様々なジャンルの番組を自由に選んで楽しむことができます。食事は2回、夕食と朝食の他、飲み物が数回出ます。
 
ご主人様が舌鼓を打たれた、ペンネ・アラビアータ
 
 
 

長旅を終え、ロンドン・ヒースロー空港近辺のホテルでひとまず一泊でございます。ああ、フェニョール、疲れてフェニョフェニョでございます。
 
 

後日またレポートいたしますが、宿泊した「ラ・メレディアン・ヒースロー」はインテリアがナチュラルモダン。シンプルでホッとする内装でありました。ここで旅の疲れをとって、明日はヘルシンキへ出発でございます。
 
コーヒーコーナーに置いてあったミルク
 
 
 
ロンドンからヘルシンキまでは約3時間。ヘルシンキ空港(フィンランド)に近づくと、雲の間からおびただしい大小の湖とその周りを囲む森が見えだしました。人家は少なく、紅葉を迎えた森の黄色い木々たちが太陽に照らされ、「これぞ、フィンランド!」と実感し、ワクワクいたしました。そして、森に吸い込まれるように、飛行機は降り立ちました。

飛行機とタラップの境目を踏み越えると、キン、と冷えた空気に変化いたしました。酸素が濃く、だけど、冷たく鼻を刺す、例えて言うなら「スキー場」のような空気でございましょう。フィンランドの空気を吸うことを楽しみにしていたご主人様はしきりにスーハーされていましたが、タラップはエンジン臭かった模様です。
 
 
空港ロビーは総フローリング、丹念にワックスで磨き込まれて光沢が出ていました。トイレの横には子どもの遊べるキッズコーナー、休憩用の椅子にはヤコブセン(デンマーク)の白いセブンチェア。角に置かれた子ども用の椅子は丸みのある木製で背もたれの部分は白、その他は生なりのままで、優しさのあるデザインでした。

空港から街への道のりで見た工事用の足場が鉄でなく、木製だったりと、木を贅沢に使用している様子が見受けられました。