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3000坪の敷地に建つ、茅葺き屋根 |
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高速を下りて一時間。山道を進むと茅葺き屋根が見えてきます。
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野菜がつややかに実る自家菜園 |
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庭の角にある菜園では、茄子などが元気良く実っていました。お店の料理に使うそうですが、ほとんどの茄子は収穫された後でした。 |
のれんをくぐると大釜3つが目に飛び込む |
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店に入ると、大きな釜が3つ、目に入ります。その中でも一番大きな釜で、自家製の蕎麦が茹でられるのです。古い家屋を改装した店舗は、壁は明るく、大きな窓が庭や山を絵画のように切り取ります。 |
5点盛り |
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昼・夜、一組だけというコース料理をいただきました。蕎麦の豆腐、太刀魚の押し鮨、鴨の薩摩揚げ、鴨ロースの照り煮、ラッキョウの酢づけ、そして蕎麦せんべい。 |
太刀魚の刺身 |
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お刺身は和歌山の漁港で仕入れた新鮮なもの。今日は太刀魚のお造りです。普通のお刺身のほか、湯引き、シソの葉とのたたきなど、紅葉をあしらった盛り付けも豪華です。鮫の皮でできたおろし板で、ワサビを細かくすり醤油に入れます。このワサビの香りの良いこと! ここはお皿も立派で、奈良の三星善業先生などの作品だそうです。 |
近くを流れる川で捕れた鮎焼き |
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丸まると太った鮎を自家製ダレにつけていただきます。塩焼きでなく、タレ焼きというのが珍しい。 |
黒海老とゴボウのかき揚げ |
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塩を指でつまんでひと振りして、サクサクっと揚げ立てのかきあげを口に頬張ります。小海老の旨味とゴボウの甘味が口の中で広がります。 |
土釜で炊く、鮎飯 |
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「もう、おなかいっぱい!」そう思っていても、土鍋で運ばれてくる鮎飯を食べずにいられないでしょう。鮎の苦味や旨味が凝縮されて、ふっくらご飯に染み渡っています。鍋底には…もちろん、おこげ!香ばしく、モチモチしています。 |
この他にも、茹でたての自家製蕎麦や、サラダ、梅酒シロップのかかったバニラアイスクリームがつきました。唯一、大皿に盛られたサラダ(大量のレタス・大量の輪切り玉ねぎ・輪切りトマト・薄切り梨)が謎でした。もう少し野菜のレパートリーが欲しかった。季節が悪かったのでしょうか。 たくさん、たくさん食べて、それはもうお腹がはち切れそうになったのですが、全てさっぱりしていたため、胃にもたれることはありませんでした。ここは、コース以外でも、「そば切り蕎麦」「鴨汁そば」「そばがき」「釜揚げシラスのサラダ」「茄子の煮浸し」などが食べられます。それにつけても、予約は必要のようです。 |